「2023年、俺のK‐POPはどこへ消えた?」年間プレイリスト公開します(後半戦)

前半戦はこちら↓

 

またもや83です。

前半戦の「2023年誰が気に入りましたか?」の続きから始めますね。

 

続・2023年誰が気に入りましたか?

 

MEENOI

ミノイAOMG合流おめでとうございます!!…という将来への期待を込めて今年のお気に入りに入れてみました。

ヨリジョリばかり見ていたので、「歌手」としての印象よりも、「かわいらしい上にセンスキレキレの子がいるぜ…」みたいな感じで、ざっくりと受け止めてたんですが、大学の実用音楽科に400:1の倍率で合格したというんだから、そもそも才能ある方なんですよね…。

こちらの動画、すごいサムネイルだけど(笑)、話してる内容は割と真剣でした。

「同じ実用音楽学院に通っていた友達が、修学旅行中にセウォル号事故で犠牲になり、同じ日にミノイも修学旅行で済州島に飛行機で向かっていた、家庭の事情で音楽をあきらめようと思っていたけど、この事故をきっかけに音楽への道に進む決心をした」という話を聞いて、サーっと血の気が引くような思いになったのは、きっと私だけじゃないはず…。ひょうひょうとした態度の向こう側には様々な過去が積み重なってるんだなと思うと、ああミノイちゃん、その与えられた才能で生きてくれ、音楽を奏で続けてくれ…という祈りのような気持ちがわいてきます。

これからの活躍が楽しみ。ミノミノイワークショップでさっそく諸先輩方を振り回しているので最高です(いや音楽の話でまとめないんかい)。

 

ていうかAOMGは、半分くらいタレント事務所みたいになってるんだけど、なんかそういう、音楽とバラエティを両立できるアーティストを囲い込む方針なんですか?みんなYouTubeチャンネルの謎コンテンツに駆り出されてる(もちろん出てこない人もいるけど)(ジェキワイとか)。駆り出されて妙に才能を見出されてしまう人もいる(クギとか)(クギだね)(クギしか)(いや、ウウォンジェのヨモジョモのジェイスンリーもだいぶ…だからさっきGRAYのところで彼の曲のリンクを貼ったんでした)。

 

 

前半戦でクギ、コクン、グレイを網羅してさらにミノイまで手を伸ばしてしまっているんですが、アーティスト基準で選ぼうと思うと、やっぱりAOMGのメンツが出てきてしまいますね…。年始の東京公演がそれだけインパクト強かったってことなのかも。去年はH1GHR基準で展開して、今年はAOMG、果たして来年はどこになるんですかね…。

 

 

DPR LIVE

本当に今更で申し訳ないんですが、今年になってようやくDPR LIVEの良さに気が付きました。遅すぎる。彼はもうしばらくDPR LIVEとして活動はしない、本名のホン・ダビンで活動するそうです。

実はDPR IANのほうは割と好きで聴いていた覚えがあるんですが、LIVEについてはあまり記憶がなくて、人気だよね~、くらいの認識だったんですけど。「Jasmine」を改めて聴いてみると超いいじゃん、って今更ね、今更だよ。そしてこれトラックがコクンだよ。結局コクンが出てくる。

今年の夏にイベントでGRAYやPaul Blancoと一緒に来日公演したんですけど、その日私はやはり家庭の事情で地元に帰っていたため参加できず。もしその日地元に帰らずに済んだらチケット取ってただろうなと思う。でもその時はそんなにLIVEへの関心はなくて、GRAY見たさ(ぐれいおっぱの公演とても楽しいから)。関心が出てきた矢先にLIVEとしての活動を中断して、しばらくホン・ダビン個人で活動することが発表されて、そして出てきた曲が、「ああこれは、DPRの名前では出せない曲だね…」という内容だったので、すごく納得した…。でも私は今からLIVEを掘り始めると思います。ていうかDPRもっと掘らないと…。

 

ちなみに私がさいきんハマってるYouTubeチャンネル「피식대학(ピシック大学)」の人気番組「PSick Show」にDPRゲスト回があって、結構面白かったです、真面目とアホの往復運動がすごい。

 

피식대학 の話もさ~、したいんだけど、どう話したらいいのか自分でもまだよくつかみ切れていないのでなんとも。おもしろいことにはおもしろいんだけど、視点を変えて見ると、韓国社会のすごくマスキュリンな部分を前提として、そこに生きる人々を厳密に模倣することで笑いに転換してる感じがある。男性性がひっくり返されることはなくて、むしろネタ化することで「男性」のイメージを受容・強化してるようにも受け取れる。「韓国の男性社会ってこんなかんじなのかな~」とか思いながら眺めていられるけど、それは私が韓国社会で生きていないからであって、「本当は自分の思想的な部分と相いれないんじゃない?」とも頭の片隅で考えてる。

 

 

GIRIBOY

自分でもそんなに自覚なかったんですけど、GIRIBOYをすごい聴いていたらしい。そうか~年間で上位にランクインするのか…ちょっと不思議だ。

 

GIRIBOY(ギリボイ)のプレイリストを寝る時によく聴きます。おぬぴとフィーチャリングしたのは衝撃でした。しかもトラックはパクジスなのですごい組み合わせ。 以前、ジャスディスとシッケイと3人でフィーチャリングしてるエピックハイの Face ID が친친(ガッセのヨンジェくんのラジオ)で流れた時は衝撃でした、ほとんどが「ピーーーーーー」音で歌詞が聞こえないという…。でも放送で流せるのは知らなかったので勉強になったよ…私もリクエストしてみようかな…。

「ケーポオタクもう無理限界つらい辞めたい」はずの音楽好きが選んだ2023年上半期ケーポプレイリスト - 愛が歪みがち日記

 

 

おぬぴの正規1集(あ~れ今年の名盤なんだわ…)でフィーチャリングしてたのがきっかけだったような気もするし、Epik Highのアルバムがきっかけだったような気もするし、前記事でコクンのところで紹介した「flower」がきっかけだったような気もするし、ヨリジョリだったような気もするし、どこが入口なのかもはや記憶にないんですが。

今年正規10集が出て、このあいだ10.5集も出て、長年在籍してたジャストミュージックと契約終わるっていうし、これからどうなるか期待(期待ばかりしている)。

 

そういえばシッケイとスウィンスのディス戦ってどうなったんだ?(急に思い出した)

あとジャスディスは元気にしてるんだろうか…(いつまでもLITを待ってる)

 

 

Paul Blanco

今年の夏、GRAYとDPR LIVEとともに見逃してしまったポールブランコです。韓国系カナダ人のR&B歌手で、韓国で活動しています。ただ、いつどこでハマったのかこれがまた記憶がない…。どうせSpotifyのプレイリストから来ているんだとは思うんだけど。

声がスモーキーで独特のグルーヴがあるのが好ましいです。こういうボーカル聴けるのは楽しい。BE'Oとやってる曲がずば抜けて好き。

ポールブランコ最近正規も出したんだけど、いろんなところにフィーチャリングで現れるのでそれもびっくりします。クォンウンビちゃんにもフィーチャリングしてたりね…(ミュビ撮影地がめちゃくちゃ神奈川県東部…京急…)。

つい最近Spotifyで公式まとめができてやっとフィーチャリングとか把握できるようになってありがたい。Spotifyのアーティストページにはフィーチャリングの情報が不足しているので…

 

 

GEMINI

さて最後、ジェミナイです。

つい先日、Twitter(現 X)のトレンドに「ジェミナイ」の文字がばばばばって上ってきて、これは何事かとびっくりしてクリックしてみると、Google社の新AIの名前が「Gemini」とのことでした。本人じゃなかった…。いろんな人が「ジェミニじゃなくてジェミナイって読むんだね~」的な内容をツイート(現 ポスト)してたせいで…。今YouTubeの動画リンクしようとして英字で検索したらもうAIの話しか出てこないよ…ハングル表記の「제미나이」で検索したほうが早そう。あとは所属レーベルのAT AREAのチャンネルを見てもらうとか…。

UFO(Feat. Seori)/GEMINI

トレンチルプレイリスト頻出歌手GEMINI(ジェミナイ)。今年になって、H1GHR傘下のAREA(GroovyRoom主宰のレーベル)の所属だと知った…。このSeoriがフィーチャリングしてるのが一番すきです。他にもいろいろ好きな曲はありますが…。

2022年に出会ったケーポやら韓国ヒップホップやらの話【後半戦】 - 愛が歪みがち日記

去年の時点ですでにグルビやジェミナイのことはすでに言及してたんですけど、5月にレーベルのメンツ全員での来日公演あるっていうんで、ぎりぎりまで迷ってたんです(前日に帰宅が遅くなる用事があり、疲れたらどうしようと不安が…)。 でも直前にリリースされたミラニのアルバムもよかったし、まだチケットありそうだし…と、当日になって行こうと思って決めましたが、本当に行ってよかった。とにかく行ってよかった。あんな貴重な現場、飛ばさなくてよかった。あの場面を見逃さなくて済んでよかったと思いました…。いまでもたまに自分で撮った動画を見返しては、思い出に浸っています。 カメラを回していないタイミングでジェミナイとしっかり目が合って、手を振ったら振り返してくれたので、たぶんその時に私はいったん死んでいると思います。ジェミナイは、音源だけを聴いていて、何者なのかよくわからずにただ好き、歌がうまい人がいるぞ、みたいな認識の時期が長かったわけですが、本物はすごいセクシーでかっこよくてかわいくて歌のうまいお兄さんでした。わたしがすごく好きな感じの方でした。また見たいです。現地に行くしかないのか…。

「ケーポオタクもう無理限界つらい辞めたい」はずの音楽好きが選んだ2023年上半期ケーポプレイリスト - 愛が歪みがち日記

ドンさんがアルバム出したときに一緒にラジオ出てたんですが、あまりにも場慣れしてなさすぎて借りてきた猫のようでした。ドンさんと一緒に歌ってる曲はとてもさわやか。

ジェミナイ、国内よりヨーロッパのほうが人気なのかな…ライブ映像とか見ると、フランスの盛り上がり方がやばいんだよね…なんでなんだ…。またライブ見に行きたいけど、どう見に行くのかが問題。

なんかあれなのかな、今年は、チェンくん運にあまり恵まれなかったけど、「ジェミナイと目が合って手を振ってもらった」という一点にすべて運を吸われてしまったのかもしれません。

あと面白いのは、2022年のチェンくんの誕生日にはガッセのジェイビさんがアルバムを出したんですけど、2023年はジェミナイがアルバムを直後に出してきました。その年に気に入ってる歌手がチェンくんのセンイルの時期に登場して、チェンくんに集中させてくれないという現象が2年連続で発生。俺の感性の奪い合いです(都合のいい解釈)。

 

 

 

という感じで、今年のお気に入りアーティストは以下のような結果になりました。

EXO
CHEN
Coogie
CODE KUNST
GRAY
Meenoi
DPR LIVE
GIRIBOY
Paul Blanco
GEMINI

もし興味がわいてみたらぜひサブスクやYouTubeで検索してみてください~。

 

 

 

今年のお気に入りアルバム&良さげなアルバム

 

ついでに今年のお気に入りアルバムも並べておこうっと。ざっとまとめただけですが。「アルバム名/アーティスト名」、→のあとにちょっとコメント。リリース日順になってるはず…

 

WEATHER REPORT/Slom

→ちなみにSlomさんのポッドキャスト「GOOD TO SEE YOU」もおすすめ


Chapter 0: WITH/JINYOUNG

→今年ガッセのソロ活動たくさんありましたが、ジニョンさんのアルバムがいちばんよかったです。


Circle/ONEW

→名盤だった。ただ今年は体調のことがとても心配だったので、気持ちが巻き込まれないように距離を取っていました。3人しゃいにもなんだか悲しくてうまく見れない。ただこのアルバムはとてもいい。


Remember Archive/CODE KUNST

DIFF/Coogie

→前半戦の記事読んでください

 

The Drift/MIRANI

→AT AREAコンにいくきっかけになったアルバム。今年のレーベルはぜひAT AREAに…

 

BEIGE/Kid Milli

→キドミリ初めてちゃんと聞いてみたけど、聴きやすかった

 

EXIST/EXO
ポラリス/CHEN

→前半戦の記事読んでください

 

Voice tool tip.txt/허성현 (Huh)

→ホソンヒョン君のミニアルバム、コンパクトだけどそれが聞きやすくてよかった。

 

Narcissus/던 (DAWN)

→下半期まとめ記事にミュビリンクしていますが、このアルバムほんとうにふっとんだ。

 

Love Sick/GEMINI

→半分は過去作のアフロビートリミックスなんだけど、それもまた新鮮

 

 

以下は、聴き込めてないけどいいアルバムの直感はあるやつ。一部去年のものもあります。今年の下半期分は、体調の関係で感動が鈍っているので、あまり聞き込めてないんですが、最初の耳ざわりの印象で選びました。


AAA/Lil Moshpit

→グルビのフィミンのソロプロジェクトなんですけど、この曲に参加してるSAAYさんはチェンくんの「Light Of My life」の作曲とコーラス入れてる方です。信じられないかもしれないがそうなんです。

 

Pressure Makes Diamonds/CAMO

→かっこいいギャル


NOWITZKI/Beenzino

→いろんなアーティストのフィーチャリングでしか聞いてなかったことに気づいた今年

 

POP A LOT/Sik-K

→新世代のセックスシンボルとしてがんばってください

 

WEAK/Looc

→自分の弱さをテーマにするのがいいね…INFJ仲間


Novel(소설 쓰고 자빠졌네)/GIRIBOY

→やっぱり寝る前に聴いてる


Life is Once(인생은 한번이야)/Leellamarz

→前も言ったけど、顔を見るとむかつくんだけどどうしても聴いてしまう、悔しい。PSick Showでバイオリン弾いてたの見て感動したわ。


wonderego/Crush

→くらっちゅさまも、今年チケット買っておきながら家庭の事情で参加できなかったのが悔しい


THE SOLOEST/SINCE

→むちゃかっこよいフィメールラッパー

 

Zip/Zion.T

→今年すべりこみでお気に入りに入った。なんか渋谷系?っぽい曲があって、日本語歌詞がちょっと入ってるんだけどあんまり違和感がないのが不思議だった。

 

스트릿 우먼 파이터2(SWF2) 크루곡/Various Artists

→スウパのOST。いろんなラッパーやら歌手やらが参加しててたのしい。しかしスウパ2の番組は見ていません。

 

 

以上、これにて2023年の音楽振り返りはおしまいとします!おつかれさまでした。

 

来年はどんなアーティストにはまるのかね。毎年一番好きなアーティストが変わっているのでね。移り気なんだね。

それでもずっとEXOとチェンくん好きなので、これはやっぱり異常だと思う。ケーポにはまって5年が過ぎましたが、応援する熱量がずっと変わってないのはEXOだけだと思う。他のグループにはやや波があったり、いい時もあればがっかりするときもあったり、自分の趣味に合わないことも多い。ただEXOに関しては、そういうことがいまのところ起きていないのがすごい。音楽性への信頼が厚いということなのかもしれないが。軍白期直前にはまってるのもタイミングとしておかしいんだけど、それでもなお、待ちたくなる何かがあるんですよ。ほんとうに。EXOすごいよ本当に。みんなもっと聞いてほしい。と言いながら俺はまたコリアンヒップホップアルエンビーに引きずられていくんですが………

 

 

 

2022年上半期プレイリストはこちら

下半期はこちら