よどみなく流れた2020年の音楽たちへ

ついこのあいだまで秋だったような気もするし、夏だったような気もするし、そもそも春があったのかどうかもよくわからないまま冬がやってきた……どれだけ私の生活は停滞しても、時間はよどみなく流れているようで、おそろしいことにもう2020年末ですね…。

 

というわけで(?)、今年私がお世話になったり、感銘を受けたり、たくさん聞いた楽曲なんかを選んでみました。

 

特に興味がなければしうちゃん除隊カムバック放送のログをみにいってくださいね~~~~~~~お帰りなさい俺たちの妖精にいに~~~~~~~~~~~会いたかったよ~~~~~~~~~ちゃんと待てたから殺さないでね~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!

 

www.vlive.tv

 

 

テキトーに部門を設けたので、好きな部門をどうぞ。

 SpotifyYouTubeのリンクはっておくのでよかったら聞いてみてください~*1

 

ちなみにSpotifyの2020年のトップアーティスト・トップソングを客観的な量的データとして読み解きますと、私が今年たくさんお世話になったミュージシャンと楽曲は以下の画像の通りです。

 

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ちぇんくんじゃないんかーーーーーーい!!!!っていうツッコミに対してはぜひのちほど弁解させてください…。。。(小声)

 

 

 

【2020年の10曲を決めようぜ! 部門】

順番とかは特になく、これだよな、というものをばらばらと。 

 

・eight(Prod.&Feat. SUGA of BTS) / IU

とても悲しい曲で好きです。 上半期ランキングでもピックアップしたと思うので、チョイスした理由は省きますが、今年聞けて良かったと思った曲のひとつとして、スッと頭に挙がってくる。

 

 

・Strenge / Agust D 

 RM氏との共演。所詮私たちは資本主義の犬だよね、ということを確かめ合うための曲。

 

 

・Ghost / BAEKHYUN

 ベッキョン先生のアルバムは今年たくさん聞きました。なかでもこの曲がハイライトリールの印象から実際にフルで聴いたときの印象のギャップが一番激しかった曲で、アルバムの中ならいちばんすき。

 

 

・Nectar / WayV

ネオカルさん界隈から1曲。今年は想定外に威神ちゃんたちに入れ込みましたな…。正規1集の楽曲よりNCT2020に収録されたこっちのほうが好きです。というか、威神ちゃんたちって溌剌とした底抜けに明るく健全そうな青年たちの集まりなのに、 どうしてこういうプレイボーイ路線というか、悪い男路線な楽曲を歌ってるんだろうなって思う。あのメンバーの明るさを知っているからこそプレイボーイ路線を何とか消化できてるって感じかもしれない…。写真集『假日』買ったんですけど、とてもよかったです。フレッシュが炸裂!美の凝縮!若い光で目が眩む!おすすめです。

 

 

・Like A Fool / NIve, Sam Kim

今年はなんといってもNIveさん(プロデューサー名義としては Jisoo Park )の年でした。

ある日突然、チェンくんと一緒にデュエットしている動画がTwitterに投下されてアワアワして(後出)、ご本人の楽曲を聞いてみたらすごくよくて、これはこれから追いかけるべきミュージシャンだ!…と、秒でお気に入り登録です。

まだアルバムはリリースされたことがないようで、シングルをひたすら聞きまくったりしてます。こちらはSam Kimさんとのコラボ。


NIve x Sam Kim (니브 x 샘김) - Like a Fool | Official Music Video

 

LIVEバージョンのほうも好きです。


NIve x Sam Kim (니브 x 샘김) - Like a Fool | Official Live Video

NIveさんの曲についてはまたのちほど。。。

 

 

 

・Crying Over You / HONNE

仕事中は言語の理解できない楽曲を聴くようにしてて、それもあってHONNEをたくさん聞いていました(英語リスニングそんなにできないから…)。なんでHONNE選んだのかはあんまり思い出せない…チルアウト系のプレイリストを聴いてて、そこから気に入ったからアルバムまでたどり着いたようなおぼろげな記憶です。RM氏とのフィーチャリングもきっかけかな。HONNEは今年アルバムリリースしてるんですが、そちらのアルバムからではなく古いほうから…。この曲は妙なエモをそそられるので好きです(でも「エモ」って何だろう…便利な言葉だなあ…)。

 

 

・Hello / CHEN

思い入れが強すぎて、多くを語れないのだけど、確実に今年の1曲。

聴きすぎると涙が止まらなくなって心ここにあらずになってしまう。

 


CHEN 첸 '안녕 (Hello)' MV

 

 

・YOU / Dynamicduo, CHEN

これも同じ。思い入れが強すぎる曲。

どこまでいってもわたしたちはひとりぼっちだね、と思いながら聴く。

 

 

・Your moonlight / CHEN

今年リリースされたチェンくんの楽曲の中でいちばん自分に刺さったのはこの曲。ドラマのOSTなんだけど、翻訳された歌詞を読んでみると、まるでチェンくんが普段からファンに向けて話しかけるような言葉がたくさん並んでいて、ほんとうにOSTでいいのか???と思った。私は「月」というモチーフが含まれる曲が割と好きなのかもしれない(自己投影?)。

 

 

・Tired / NIve

量的にも体感としてもNIveさんのこの曲が「私の2020年」だなあと断言しますね。とにかく疲れた。何もかもに疲れた。誰か助けてくれ。そういうぎりぎりの精神にぴったり当てはまる曲を見つけてしまって、何度も何度も真っ暗闇の部屋で布団にもぐりこんで止めようのない涙に溺れて聴き続けていた。あほみたいに。Spotifyによると404回再生していたそうだ。

 


NIve - Tired | Official Animated Video

このアニメーションMVも、個人的にはギャーっとなるくらい私の心情に突き刺さってしまう。最後、自分の顔も体もぐちゃぐちゃに原形をとどめなくなりながら闇に吸い込まれてくのが、9月からの私の感覚とおそろしくフィットしてしまったんだな…。 

 

弾き語りバージョンに漂う虚しさも好きです。


NIve - Tired | in the bedroom

というか私はもともと歌って踊ってキラキラ光るアイドルたちより、こういう楽器と声だけで表現する人たちを好んでいたような気もするのだった。初心に帰るように、突然現れたようNIveさん…。。。

チェンくんのサウォリを、実は彼がつくっていたっていうのも、衝撃だったんだよね…93年生まれなのでチェンくんより年下なのですよ…その歳であの情緒を描けるってやば……もっと年上の落ち着いた年齢の人がつくった曲なのかと思ってたのですが!?!?!?…というあたりでもうね…才能萌えスイッチがONになりました。逃れられない才能萌え(なおSNSとか見てるとめちゃくちゃフレンドリーな感じでむしろアイドルっぽくて、孤高さとかはまったく感じられないです)。

 

 

 

【2020年をやりすごしたアルバム 部門(5作)】

・sleepless in _____________ / Epik High

これアンダーバー何本引けばいいのかわからないんだけど(笑)しかもこれシングル扱いなんだな…7曲も入ってるのに…。

幾晩このアルバムを回転させることでやり過ごしてきたか…というくらいに、これを聴きながら眠りにつくことを習慣化していました。「いま何回転したから今日は寝つきがよくないな」とか、「昨日は1回転しないうちに眠れたからよかった」とか、そういう指標としてこのアルバムを使っていたと思います。不眠解消努力アイテム。ゆえにランキングでも上位に入ってしまうし、Spotifyにもこんなふうにクイズに出されてしまう。

 

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こんなんもうCHEN一択やろ!!!!とタップしたら「惜しい!正解はNIveでした!」と出たときに、自分のスンディンイレベルが下がったと思いました…しくしく。

 

 

・Futuer Nostalgia / Dua Lipa

これは今年前半によく聴いてた。テンション上げるため?なのか、なんというか、お風呂はいる時とかに聴いてた…。

 

 

・TRAVEL / MAMAMOO

これもアルバムではなくシングルなのですね…ミニアルバムだと思ってましたが全曲とってもよかったです。

この「ころみぶっころみ!(by けみおくん)」な感じから… 


[MV] MAMAMOO(마마무) _ Dingga(딩가딩가)


[MV] 마마무 (MAMAMOO) - AYA

X-MAMAMOO!?!?!?!?(えくその設定引きずりすぎ)

タイトル曲だけで引きが強い…。ほんとママム超えるヨジャグルさんに出会えない。ママムを超えてくるものがない…。

歌詞はきちんと調べておらず、完全に個人の感覚ですが、全曲を通して「ここではないどこかに行ってみんなで楽しくパーティーしたいね~」という、2020年ならではの夢が詰まっているような気がしました。どこか遠くへ行きたいな、それを思う心みたいなもの*2。 

 

 

・H1GHR : BLUE TAPE / H1GHR MUSIC 

 思い入れ…というのは特にないのですが、Aprilお姉さんに勧められて聞いてみたらとてもよくて、仕事中にずっとかけてました。イライラを低減させるグッドサウンドでした。お世話になった。

 

 

・Love Me / Love Me Not / HONNE 

 これも同じく、お仕事中にお世話になったグッドサウンド。説明は先ほどの通り。

 

 

・Delight / BAEKHYUN

ベッキョン先生の罠からは逃れられないんですよね。

 

 

  

 【入れにくいんだけどやっぱり入れたい 部門】

(どんな部門だよ…って感じですが、要するに番外編です)

 

・Good In Bed(Gen Hoshino Remix) / Dua Lipa, 星野源

今年初めて知ってめちゃくちゃに聞いたDua Lipa様の楽曲を、15年ほど前から存在を知ってそれなりに執心した時期を経て、いまは遠くから眺めてる程度のゲンホシノがremixするなんていう…2020年まで生きてたら何があるかわかんねえな…と感慨深い気持ちになりました。そこはかとなく刻まれるマリンバの音にサケロックを感じるのである。

 

  

・how do i / NIve

ほらまたでたぞNIve……という感じですみません。でもこの楽曲で、チェンくんとコラボチャレンジしてくれなかったらわたしはNIveあるいはパクジスという才能を見落としてしまったかもしれないんだよな…と思うと、やっぱりどこか今年の曲として選びたくなってしまうのでした。

こんなふうにちぇんくんが楽しそうに歌っている姿をみせてくれたのも、うれしかったしね。


NIve (니브) x EXO Chen (엑소 첸) - '어떻게아직도이렇게 (how do i)' 싱어롱 챌린지 (Full Ver.)

 

 

・Candy / BAEKHYUN

私はこの曲を聴けば聞くほど歌詞が強迫的なメッセージに思えてきて怖くなる。もはやホラーソング。たぶんふつうに聴けばふつうに甘いアイドルソングなのかもしれない。でも私にはホラーだなあ。そんなにこっちを見ないでくれよ、と思いながら、それでも何度も聴いてしまっている時点でもう、ビョンベッキョンの掌の上でもてあそばれてるんでしょうね。ほんと罪深い男。これが全部ナチュラルでありながら戦略的でもありうる、というのが本当に怖いし、恐ろしい存在だと思います。ビョンベッキョンさん。日本ソロデビューおめでとうございます(3枚予約しました)(結局毒されている)。

ちなみにママムのフィインちゃんのカバーがとっても素敵でむしろこっちのほうがフラットに聴けるので好きだったりします。フィインちゃん歌うまい。


[Special] Candy (Cover by 휘인)

 

 

・Dynamite / BTS

今年の10曲に入れるべき象徴的な曲…ではある、間違いなくそうなんだろうけど、個人的にはなんだか入れにくくて、それはたぶん歌詞が英語であるとか、remixのバージョンがありすぎるとか、この楽曲が収めた成績の規模とか(それに沿って変化する政治の対応とか)、最新アルバムの中で1曲だけなんだか浮いているような感じを受ける(ほかの楽曲にはざらざらとした手触りがあるのだけど、この曲だけはなんだか既製品のつるっとした感覚のほうが強い)のとか、いろいろ要因はある。

ただ、過去に私が「BTSすごい!」と触れ回ってきたときに反応しなかった人たちが、この曲を前後して興味・関心を持ち始めたり、批判的な物言いをしなくなったという体感もあり、何かすごく、一般社会ではターニングポイントになった曲なんだろうなと思う*3

 

 

【チェンくんに励まされる(2020年編) 部門】

既出のチェンくんの楽曲以外で、個人的に今年響いたものを5曲、選びました。

 

・Nosedive / Dynamicduo, CHEN

You もそうなんだけど、ダデュ先輩とのコラボ楽曲がどうも好きみたいで、たくさん聞きました。シプセンチ先輩のBye Babeは最近Spotifyに入ったので、これからたくさん聞く。 

 

・Beautiful(Heart 4 U Original Soundtrack) / CHEN


CHEN 첸 '아름다워 (Beautiful)' (심포유 Heart 4 U OST) Special Video

チェンポユは思い出したようにたまに見ては、「わたしも才能のあるおじさんになってジョンデの音楽の才能を全面的にバックアップするだけでなく、あわよくばでろでろに甘やかしてかわいがりてえ…」という欲を煽られる。

 

・May We Bye (feat. CHEN) / Onestar

ハイトーンとハイトーンのぶつかり合いが絡み合って果てしなく天に昇って爆発するようなインパクトは何度聞いてもなくならない…。入浴中にシャワーをばしゃばしゃ流してる間に聴いていても、この二人の声だけは水音を飛び越えてくるからすごい。

  

・I'll be there / CHEN

ふと気づくと、彼がまるで「思い出」の中にだけ生きているような感覚になることが増えた。

いま、自分の身体や脳の感度がすごく鈍ってて、身の回りにあるものが、それが何であるのか、何のためにあるのか、自分でやったことでもよくわからなくなることが増えてきた。

それを一番最初に感じたのは、机のまわりに並べまくったチェンくんの写真が、ふと目に入って、意識がカッと冴えたときだ。

「わ、こんなところに写真が!顔が!ある!」

「あ、この顔は、チェンくんだ!」

「そうだった、私はチェンくんが好きだった」

「だからこんなに私のまわりにはチェンくんがいっぱいあるんだ」

「そうだ、私は、チェンくんが好きだったのだ」

チェンくんを机のまわりに飾り立てたのは自分で、チェンくんのことを崇め奉るように好きだ好きだと叫び、彼のことを尊重したいと願い、彼の幸福と健康を祈っていたのは、間違いなくこの私なのに、そのことがふだんの私の意識から消え去っている。

正直、自分の人生で手一杯なのだ。自分の身体と、精神と、生活。その辺で精いっぱい。自分の脳が十分に働かないこと、生活を送ることがつらいこと、この先どうなるのか見当もつかないこと、そういう直近の不安や不調に囚われてしまって、遠くにいる美しい人のことなんて、すっかり「思い出」のようになっているときがある。

「思い出」なのかな。そうなのかな。私はこのまま忘れていくのだろうか。どうなんだろうか。わからない。ただただ「ジョンデがすきいいいいいいい」と叫べるエネルギーが今の私には足りないようだ。

思考ができないと、私は誰が好きだとも、自認できないらしい。

 

・Amaranth / CHEN

彼個人の曲の中で一番すきなのは変わらずこれですね。 

虚無のような心でこの曲を彼に贈るのは、ためらわれるんだけれど。

 

 

 

という感じでした!

 

ちなみに今年前半のお気に入り楽曲はこちら↓

 

去年のお気に入り楽曲はこちら(AppleMusic時代)↓

 

 

2021年もまた、ナイスな音楽と出会えますように!

 

 

 

 

*1:Spotifyのアカウントはオープンにしてないので、もろもろプレイリストは非公開ですすんません!好きな曲見つけたらご自身でつくってくださいまし…!丸投げスタイル!

*2:ちなみに仕事の最終出社日にこれ聴きながら自己を保ってました。どこへでもいけるよ~って

*3:個人的にBTSに堕ちたのはLYS期の、FAKE LOVEとかMIC DropとかIDOLとか、自我の確立を歌ってた時期なのである