2020年の梅雨に聴く効く音楽

たまたまSpotifyの「On Repeat」なる個人向けプレイリストを流してみたら、意外にセレクトが面白かったので、紹介もかねて、今年上半期のお気に入り曲とかアルバムをとりまとめてみました(アルバムタイトルは斜体にしています)。

以前、EXOの曲縛りで選んだんだけど、今回は特にジャンルとかグループ関係なく選んでいます。

 

 

BAEKHYUN / Candy


BAEKHYUN 백현 'Candy' MV

結局ああだこうだ言ったところで、おベッキョン先生がリリースされたらそればっかり聴いてしまう。中毒のように聞き続けてしまうね。2集の強迫感と中毒を催す感じ、ヤバいなって思う。こういうのにほだされないように気を付けたい…。

 

BAEKHYUN / UN Village 


BAEKHYUN 백현 'UN Village' MV

〈Delight〉を聞いてから〈CITY LIGHTS〉再訪すると、とても楽しいです。ちょっと気取ってる感じがするんだよね。

 

BAEKHYUN / Ghost

〈Delight〉のなかだとこの曲がいちばん好きです。ハラメで聴いたときはファルセットがぴんと来なかったんだけど、フルで聴いて好きになりました。

 

 

Dua Lipa / Future Nostalgia


Dua Lipa - Break My Heart (Official Video)

TLでふぉろわっさんがおすすめしていたのを聞いてみたら結構ハマりました。おふろで聴きまくった。なぜか。ちなみに今ここにリンクはるために初めてMV見た(笑)

 

 

Billie Eilish / bad guy


Billie Eilish - bad guy

グラミーを取ったという時に聞いてみてよいな~と思って聞いていました。声が達観しているようでまだ幼さもあって、不安定で不穏な感じがよかったです。ちなみにこれも今初めてMVみてる(笑)自分がいかに音源しかきいてないって気が付きますね…

 

 

AB6IX / 6IXENSE


AB6IX (에이비식스) 'BLIND FOR LOVE' M/V

AB6IXとCIXは、顔も名前も見分けきれないしワナワンも全然きいてなかったのになぜかいちおう新譜はチェックしているという…。個人的にはAB6IXのこのアルバムが、とてもさわやかで聴きやすくて好きです。デビューして間もない子に対して「かっこいい」という感性がわかないので、負荷なくさらっと聞きたいときにセレクトしがち(逆に言うと、EXOやチェンソロ聴くときはめちゃくちゃ気合が必要なのである…)。

今年リリースした 5Nally もそれぞれのキャラを強調してきて面白かったです。この次のカムバ楽しみにしていたのですが、先日残念なニュースも飛び込んできていて、ちょっと心配。

ちなみにCIXももうすぐカムバだそうです。1集の Like it that way がすき。ここぼぷver.2だと勝手に認識している。

open.spotify.com

 

 

WayV / Dream Launch


WayV 威神V '梦想发射计划 (Dream Launch)' MV

こちらもリリースは昨年なので、何をいまさらって感じなのですが、きっかけはこちらの、クンさんのアカペラバージョンでした。


[Play V] WayV - Dream Launch (Special A Cappella Cover)

才能萌え人間はこういうことされるとイチコロですわ。もともとWayVのなかでは好みの曲だったのですが、よりすきになりました。これをきっかけにWayVちゃんと聞いてみよ!と思ったのですが、先日のカムバのコンセプトに心がついていけずにいます…もう少し慣れが必要なようです。沼はすぐそこに広がっている…。。。(いまだにクンさん、シャオジュンさん、ヤンヤンさんの顔が見分けられません)

 

 

NCT127 / Kick it


NCT 127 엔시티 127 '영웅 (英雄; Kick It)' MV

でゅでゅでゅでゅばうっばう!でゅでゅでゅでゅばうばう! からの ぶるーすりー!!!ぶるーすりー!!! のインパクトで入賞です。おめでとうございます。コロナウイルス対策で、「英雄で手洗い」っていうのがあって、あれが個人的にいちばんヒットした手洗い動画でした。

 

 

星野源, PUNPEE / さらしもの


星野源 – さらしもの (feat. PUNPEE) [Lyric Video]

だいぶまえにペン卒したはずだったんですけど、今年の1月にめーちゃくちゃきいてましたね。いろいろ刺激の多い時期だったから、ケーポを敬遠していて、しばらく聞いてなかった彼の最近の作品を聞いてました。アナーキーな部分が理解されずに権力にいい感じに利用されたり、「みんな」に消費される現象になっているけど、そういうところをするっとぬるっと切り抜けていく力がうらやましいね。

 

 

フィッシュマンズ / いかれたBaby


Fishmans - いかれたBaby [MUSIC VIDEO] (HQ)

もう25年以上も前の曲で、私が知ったのももう15年ほど前なのですが、今年ほどこの曲のこの歌詞の意味を手に取るように理解したことはなかったです。そう。いかれた僕のbabyことキムジョンデ…………すき………(もはや演奏している本人たち関係ない次元)

 

 

Agsut D / D-2

Strange という、RMと一緒にやってるのがすごく好き。結局私たちは資本主義の奴隷として出会ったんだなって感じさせてくれるね。いろんなことに中指突き立てていきたいけれど、地位や名声がそれを阻害することもあるのだろうなと。背負うものが大きくなればなるほど、声が奪われるのかもしれない。もう少し説明を加えてほしいところもあるのだけれど、それも望めないんだろうなーと思いながら、でもやっぱり衝撃度からして、選びました。別館ブログの感想は、リリース直後のもの。

 

 

IU, SUGA / eight


[MV] IU(아이유) _ eight(에잇) (Prod.&Feat. SUGA of BTS)

ミンシュガ氏関係の楽曲をもうひとつ。歌詞の内容からいろいろと推測されていたストーリーを考えながら何度も何度も聴きました。ここで歌われる 「Forever we young」っていうのは、永遠の青春を謳歌するのではなく、一生若いままの彼女や彼のことなんだろうなと思うと、つらくてたまらない。

 

ところで、だいたい女性(女子?女の人?わかんねー、性別が「女」に分類されるひとのことをなんていったらいいんかわかんねえよ)って、歳をとるごとに、周囲の人たちと人生の歩み方っていうのか、生活スタイルっていうのか、考え方の違いっていうのが、浮き彫りになることが多いよなって、思う。

学生の頃は足並みがそろっていたはずなのに、いつのまにかどんどんばらばらになっていく。ある人はバリキャリになって全国を飛び回り、ある人は不安定な仕事を転々として食いつなぐ。自分の望んだ人と結婚して子どもをもうけて自分の家族をはじめる人もいれば、長いこと一緒にいた人を切り捨てて孤独を選ぶこともある。あらゆる選択肢のかけあわせで私たちの人生はこまごまと分断されていく。私と似ている、と思っていたあの子も、あの子も、あの子も、気が付いたら私とは全然違う人生を生きていた、っていう。

私は自尊感情がなくて、日頃から相対的剥奪感を感じやすいから、自分よりも「よい」「安定した」「恵まれている」ようにみえる友人たちや同世代の子たちに対して、あからさまに劣等感をもってしまう。自分が自分でいいって肯定できないのは、これ、いったい何歳まで続くんだろうなと思って途方に暮れる。生きることは苦痛。

だけど、わたしはこうやってなんとかまがりなりにも「自由」を自分で勝ち取っていっているのだけど、一方で、なんていったらいいのかな、過去の不自由にとらわれたままそこから動けなくなっている人も、確実にこの世界には存在しているんだよな、って思うの。

私は生きることに必死になりすぎて、過去から動けないままになっているあの子や、あの子や、あの子たちを振り切って(切り捨てて、ともいうかもね)いまを生き延びようとしているっていうことを、時々思い出しては、ぞっとしてしまう。

彼女たちのことを忘れたわけではない。たしかにもう接点はないかもしれない。でも、あのまま、過去に取り残されて、身動きが取れなくなって、今にも消え去ってしまいそうな人のことを、「弱い」とか「情けない」とか「無責任」という言葉で断罪するのはすごくためらわれるのだ。

Forever we young というフレーズを聞いたときに思い出したのは、そのことだった。

永遠に過去を生き続ける人たちのこと(そこには私も含まれているのかもしれない)。

 

 

Dynamic Duo, CHEN / You


다이나믹 듀오 (Dynamicduo), 첸 (CHEN) - '혼자 (You)' MV

 

Dynamic Duo, CHEN / Nosedive


[MV] Dynamic Duo(다이나믹 듀오), CHEN(첸) _ nosedive(기다렸다 가)

ダデュ先輩とジョンデのコラボ曲が今年の励み。今年リリースされたジョンデの曲がこれだけ、っていうのもあるが…。You で聴ける彼の柔らかくて悲しい声がとても好きです。もちろん Nosedive の突き抜けるような声も大好きなんだけど、ジョンデの成熟を感じられるのが、私の感性には響きます。

you の歌詞の内容はこれも IU の eight に通じるところがあるのだけど、どちらかというとこれは後悔系かな…。特定の誰かを強く想定する聴き方もできるし、もちろん必ずそういう物語を読みとる必要もないのだけれど。ただ、そういう悲しみというか、空虚を引き連れて生きていく感じが、わたしにとっては生々しくていいなって思う。男の後悔系の歌詞は好きじゃないけれどね。

 

CHEN / Amaranth


고운 그대는 시들지 않으리(Amaranth) - 첸(CHEN)

わたしはこの曲の思いをそっくりそのままジョンデに伝えたいです。

歌ってくれてありがとう、なんて、本人に伝えようなんて思うこと自体がおこがましいんだけどね。私のことは一生、彼に認知されたくないっていいながら、どうして伝えたくなってしまうんだろうな。矛盾だよな。どうか私の知らないところで幸せでいてほしい…という祈りばかりを繰り返している。

 

 

 

 

以上でした!結果的に半分はプレイリスト外の楽曲になったな。

やっぱり、再生回数と記憶の濃度って比例しないよな、と改めて実感しました。